ACCESSは3日、レンダリングエンジン「Blink」(ブリンク)をベースとしたブラウザ「NetFront Browser BE」およびSDKの提供を開始した。「Blink」は、グーグルのChromiumプロジェクトにおいて、WebKitから派生したレンダリングエンジン。 同社では家電向けブラウザ「NetFront Browser」シリーズとして、WebKitベースの「NetFront Browser NX」および独自エンジンによる「NetFront Browser v4」の2種を提供中。今回新たに、Blink対応の「NetFront Browser BE」を開発した。 「NetFront Browser BE」は、HTML5対応組み込み向けブラウザとして、高機能デジタルテレビや、STB(Set-top-box)、ゲーム機器、車載インフォテインメントシステムなどでの活用を想定しているとのこと。ソフトウェアエンジンのほか、OpenGL-ES、GPUアクセラレータなどの標準APIをサポート。HTML5対応RUI(Remote User Interface)や配信事業者向けDLNAガイドラインである「DLNA CVP-2機能」にも対応する。