毎週日曜日夜6時半から放送中の「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京)の名物ナレーターといえば「ショウ君」。少しなまりのある素朴な喋り方が特徴的で、一瞬、芸人の「つぶやきシロー」かと思ってしまうが、実はこの音声は、すべてHOYAサービスの音声合成「VoiceText」によるものだ。 HOYAサービス「VoiceText」は2004年より販売されている、老舗の音声合成サービスだ。人の声に限りなく近い、明瞭な肉声感を保ちつつ、日本語、英語(アメリカ・イギリス)をはじめ、8言語に対応。日本語のキャラクターだだけでも、老若男女10種類をラインアップしている。「モヤモヤさまぁ~ず2」ナレーターのような単体利用だけでなく、シャープ「RoBoHoN(ロボホン)」、ジャストシステム「一太郎」など各社の製品にも組み込まれている。 従来「VoiceText」の音声は、専門のナレーターが読み上げた語彙を収録し、それを活用していたが、今回HOYAサービスでは新たに、ユーザー自身がナレーターを選定、音声を収録し、音声合成を可能とするサービス「VoiceTextオリジナルボイス」を法人向けに開始した。 収録は短時間でOKで、録音された音声データを元に音声合成用の音響モデルを作成する。声優・ナレーターの選定はイメージに合わせ自由。HOYAサービスが声優・ナレーターを紹介することも可能とのこと。 海外言語や、喜怒哀楽といった感情を表現できる「感情音声合成」にも対応する(VoiceText Microのみ)。収録した音声は、スマホアプリ・機器組み込み・サーバなど、さまざまな形態で利用可能とのこと。価格は利用目的や導入規模などにより要見積。
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