アニメ映画監督の宮崎駿氏が、今年のアカデミー賞名誉賞を授与されることが28日、発表された。 同賞は多大な業績を残した映画人に送られる賞で、映画芸術科学アカデミーは今回、宮崎監督を含む3人に授与すると発表した。 宮崎監督はこれまで数多くのアニメーション作品を手がけ、2003年には『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞長編アニメ賞を獲得。そのほか、『ハウルの動く城』『風立ちぬ』で同賞にノミネートされた実績を持ち、それらの作品は世界的な評価を獲得している。 長編映画からの引退を表明している宮崎監督だが、長年の業績などを称え、名誉賞が授与されることに。同賞を日本人が受賞するのは1990年の黒澤明監督以来2人目となる。授賞式は11月8日に米ロサンゼルスのハリウッドで行われる予定だ。