日本電信電話(NTT)は21日、視覚障がい者向けのスマートフォン文字入力ソフト「Move&Flick」を開発したことを発表した。 スマートフォンで文字入力する場合、画面に表示されるキーの位置を探して入力する必要があるため、視覚障がい者のスマートフォンの文字入力は、困難とされていた。今回NTTでは、これを解消するインターフェイスを、NTTクラルティの社員など視覚障がい者約30名の意見を反映し開発したという。 新インターフェイスでは、スマートフォンの画面中央の広い部分でタッチを行うと、そこにフリック入力のパネルが表示される。そのまま、指を8方向のいずれかにスライドさせて子音を選択、そのあと、同じように指を8方向にスライドし母音を選択することで、ひらがなの入力が可能となる。あわせて音声によるフィードバックを行う。これにより、従来のような画面に配置されるキーの位置を正確にタッチする操作を不要とした。 また画面の左右には、入力した文字を漢字変換する機能、入力した文章を音声で読み上げる機能などが用意されており、文字や文章の入力が正確かどうかの確認が可能となっている。 今後は、開発した視覚障がい者向けのスマートフォン文字入力インターフェイスのアプリ配信などの提供形態を検討するとのこと。
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