内閣官房 IT総合戦略室は4日、各府省が保有する情報システム数や情報システムに関する予算などをわかりやすくグラフ化し表示するシステム「ITダッシュボード」を公開した。富士通が開発した。 「ITダッシュボード」は、政府のIT投資情報をオープンデータとして提供するためのシステム。日本版「ITダッシュボード」では、2013年6月14日に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」に掲げられた施策の進捗状況に関する情報や、政府が保有する情報システムに関する情報などを、サイトで公開。直感的な操作でグラフ・表などの分析軸を変更・分析できる機能が用意されている。 また、電子行政オープンデータ戦略を踏まえ、本システムで扱う全てのデータを二次利用できるようCSVおよびWeb APIでも提供。機械判読可能な形式でデータをダウンロードできる。さらに利用者から、本システムに対する意見・要望をアンケートなどにより受け付ける機能などが用意されている。 オープンソースソフトウェアと富士通のパブリッククラウドサービス「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5」を活用。これにより、開発コストを抑制するとともにスピーディーな開発を実現したとのこと。