『攻殻機動隊』が今年で25周年を迎えた。士郎正宗の描き出した世界が、今なお色あせることなく多くの人々に影響を与え続けている事実には驚嘆するばかりだ。また、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』に端を発したアニメ作品が現在まで作り続けられていることにも、『攻殻機動隊』というコンテンツのもつ強度を実感させる。 25周年という節目は新シリーズ、『攻殻機動隊ARISE』の制作を持って迎えられた。公安9課が立ち上がる(=ARISE)までの軌跡を若き草薙素子らと共に描いた本作は全4話の作品として企画され、現在border:2までが上映公開、間もなくborder:3が上映開始となる。 『攻殻機動隊』25周年、そして『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』の上映開始を記念し、堀江貴文さんとProduction I.G社長・石川光久さんの対談を行った。ITのみならず膨大な知識をもつ堀江さんと石川社長の際限なきトークセッションは、『border:3』に深くリーチする内容となった。 [取材:アニメ!アニメ!編集部 構成:細川洋平]
□ 石川光久(いしかわ・みつひさ) Production I.G代表取締役社長。1958年東京都生まれ。竜の子プロダクションを経て1987年アイジータツノコ(現Production I.G)を設立。『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』『イノセンス』をはじめ、数々のアニメーション作品を制作。