グーグルは26日、容量無制限のストレージサービス「Google Drive for Work」を、開発者向けイベント「Google I/O」にて発表した。 高度な監査報告、新しいセキュリティ制御などの機能も備えており、ユーザー1人あたり月額1200円で利用可能。一度にアップロードできるファイルサイズは最大5TBとなる。 「Google Drive for Work」では、従来のGoogle Driveに比べ、共有・制御の設定がより管理しやすく見やすく改善されている。また新しい管理者向け機能として、ファイルの監査機能、eDiscoveryサービスが組み合わされている。これによりデスクトップ同期クライアントのインストールを許可するなどのカスタマイズを、管理者が行える。 新しい監査機能では、ファイルの移動や削除、社内外でのファイルの共有などといった活動をモニターできる。なお、この監査機能のAPIは、開発者版も提供される。保管されているファイルを検索できるGoogle Apps Vaultも用意されている。 Word、Excel、PowerPointのファイルについては、Quickofficeを統合させることで、AndroidおよびChromeブラウザ上でこれらのファイルを直接編集することも可能(iOS版も近日対応予定)。さらに、SSAE 16/ISAE 3402 Type II SOC 2-audit、ISO 27001認証、Safe Harbor Privacy Principlesなど、エンタープライズ水準のセキュリティとコンプライアンスに対応する。 Google Drive for Workは、Google Apps for Businessを利用していれば、管理コンソールよりアップグレードすることで即時利用可能。
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