Dropboxは現地時間7日、運営するモバイルアプリ「Dropbox」に、圏外やオフラインでも使いやすくなる新機能「Dropbox mobile offline folders」を追加すると発表した。 この機能を使用することで、Dropbox内に保存しているフォルダおよびその内部のファイルが、そのままユーザーのモバイルアプリにダウンロードできるようになる。これまで、ユーザーは「Dropbox」に保存したファイルをスマートフォンなどで利用する際、個別でダウンロードをする必要があった。ファイルが1つや2つであれば、それでも問題はないが、大量のファイルを参照しながら作業を進めなければならないケースなど、不便を強いられる場面もあった。 今回の新機能では、圏外やオフラインで利用しやすくなることを想定されているわけだが、仮にそのようなシチュエーションでファイルに変更を加えた場合は、次にネットワークに接続した際、自動で同期がされるようになっている。 便利な新機能ではあるものの、同社としては「プレミアム」機能の位置付けであり、Dropbox Pro会員と同Business会員など、有料会員に向けて提供される。当初はAndroidユーザーに向けて数日以内に提供されるが、iOSデバイスユーザーに向けても、2017年初頭にはサービスリリース予定となっている。