一方で音声通話用の通信設備は通信キャリアにとっては設備投資や維持にも費用がかかるため、十分な速度のデータ通信が可能なLTEネットワークが充実していったら、いずれ音声通話もデータ通信に乗せてやり取りするVoice over LTE(VoLTE=ボルテと呼ばれている)に移行していくというのが世界的な流れだろうとされてきた。従来の回線交換による電話設備を不要とするため、VoLTEが利用されるようになれば、通話料をパケット通信料に含めることも可能になるので、いずれ音声通話も定額化されるであろうと考えられたが、今回NTTドコモはVoLTEへの移行を踏まえて料金プランだけを前倒しで発表してきたことになる。