マイクロソフトは開発者向けの「Build 2014」カンファレンスにおいて、クラウドプラットフォームの「Microsoft Azure」を紹介するプレビューポータルを発表した。 Microsoft Azureでは、ソフトウェア・サービス開発に必要なクロスプラットフォーム、サービス、ツールがマイクロソフトが管理するデータセンターのグローバルネットワーク上で統合され、開発者が自由に利用できるだけでなく、サービス開始後のメンテナンスや各種のモニタリングなど運用やマーケティングに関する情報の管理や可視化を可能にしてくれる。 プレビューポータルでは、Azureの概要、開発イメージ、管理や運用の可視化などを統一的なワークスペースで実現してくれる様子を動画で見ることができる。その動画によれば、Azureは、これまでの開発環境を再構築(Re-imaging)するものと位置づけている。新しい開発環境を「シンプルユニファイドクラウドエクスペリエンス」と呼んでおり、開発に必要な要素(グラフィックも含む)がすべてそろっており、開発ライフサイクル全般をひとつのビューで管理できるとする。 開発メンバーのコーディング状況やスケジュールを見ることもでき、リリース後のトラフィックをモニタリングしたり、サーバーなどのインフラの拡張・縮小も同じビューで管理することが可能だ。また、ユーザーが利用しているブラウザやデバイスの種類(モバイルかPCか)などの分析する機能も紹介されている。最後には、開発したソフトウェア・サービスのリソースコストの分析が可能であることを強調している。 Build 2014では、マイクロソフトの取締役副社長、スコット・ガスリーは「モバイル第一、クラウド第一で開発することは簡単ではない。マイクロソフトは速度、費用、品質を犠牲にすることなく、開発環境を効率化する」と語っている。Azureは、それを現実のものとする開発プラットフォームということだろう。
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