お笑いコンビ・しずるの村上純が6日、自身初の書き下ろし短編小説『短編小説集 青春箱』(双葉社)の刊行記念サイン会を都内で行った。 今作で小説家デビューとなるが、「(小説の)帯にそう書いてありますからね。でも、僕はそういうつもりは特にありませんけどね」と笑顔を見せた村上。舞台では“青春コント”を持ちネタとする同コンビだが、そうしたコントが出版社の目にとまり、村上のもとへ短編執筆の話が舞い込んで来たという。 コント執筆と小説執筆について村上は、「意外と根本は変わらないですね。コントの場合は、池田と一緒に“しずる”としてコントにしていくわけですけど、本に関してはどこで笑うかは読み手次第なところもあるので、とにかく収束していればいいのかな」とコメント。「お笑いの方だから、全部にオチが付いてますよね。面白かったですよ」と声をかけられると、「小説がどういうものかわからないところもあるので、お笑い的な部分に寄っかかったところもありますけど、面白かったのならよかったです」と笑顔を浮かべた。 なお、昨今話題となっている“ゴーストライター問題”にからめて、報道陣から「自分で書いたのか?」と尋ねられると、「ちゃんと書きましたよ! ちゃんと自分のパソコンから送ってましたから!」と反論。「そうですよね?」と編集担当にも確認する一幕もあった。