富士通は2月19日、オープンな統合型データウェアハウス(DWH)新製品「FUJITSU Software Symfoware Analytics Server」の販売を開始した。同社の取り組み「FUJITSU Big Data Initiative」のビッグデータエンジンを強化するミドルウェアという位置づけの製品だ。 列(カラム)単位で格納しデータアクセス可能なカラムストア方式を採用し、独自の高速クエリエンジンを搭載。従来約6時間の処理を約40秒で完了する(6億件の注文明細レコードを対象に、顧客マスタ結合して売上上位を抽出)など、検索能力を従来比最大500倍に向上させている。 また、利用者自身で簡単に事前のデータ準備や分析が可能なGUIと、データ活用の各機能で使い慣れたツールやアプリケーションを利用できる、PostgreSQLをはじめとするオープン・インターフェイスを採用した。これにより、インターフェイスが準拠していれば、ERPや帳票作成といったアプリケーションパッケージと連携が可能。 価格はStandard Edition V12のコアライセンスが980万円より。