トレンドマイクロは2月12日、バレンタインに便乗したスパムメールに注意するよう呼びかけた。バレンタイン関連の広告メールに見せかけ、詐欺サイトに誘導したり、不正プログラムを導入したりするメールが出現しているという。 年末年始、長期休暇、そしてさまざまな祝日などの前後では、スパムメールが頻繁に出現する。同社が例として紹介しているケースでは、バレンタインデー用花束の配達サービスの広告メールからアンケート詐欺サイトに誘導されるという。医薬品関連の偽サイト、腕時計の模造品を販売するサイトに誘導するリンクも多いとのこと。 また、同社の研究機関はこの2月に、カナダのユーザーを対象にした新たな攻撃を確認したとしている。「バレンタインの特別ディナー」の広告メールに添付ファイルが付いていたが、これにはRTF形式を悪用した不正プログラムが含まれていたとしている。 これらは海外の事例であるが、日本でも同種の攻撃が登場する可能性が高い。季節のセールやお買い得情報などでも、身元不明な送信元から送られたEメールを開けたり、添付されたリンクをクリックしたりしないよう、同社では注意を呼びかけている。