ネットエージェントは1月16日、2013~2014年の年末年始期間における、P2Pファイル共有ソフトウェアの利用者数(ノード数)動向を調査した結果を発表した。 「Winny(ウィニー)」「Share(シェア)」「Perfect Dark(パーフェクトダーク)」それぞれの利用者数(ノード数)を計測。その結果、現在でもおよそ15万人~20万人が利用していることが明らかとなったという。 2013年一年間に、警察によって逮捕・検挙された違法行為の比率では、「Share」によるものが全体の50%でもっとも多く、以下「Perfect Dark」「Cabos(カボス)」「μTorrent(マイクロトレント)」が続いた。犯罪種別では、「著作権侵害、著作権法違反」が全体の66%を占めている。また逮捕・検挙された年齢層は、社会的意識の低い10代~20代ではなく、30代~40代が圧倒的多数で、全体の78%を占めていた。 ネットエージェントでは、ファイルサイズ制限(上限2ギガバイト)がある「Winny」よりも、大容量=高画質な映像系ファイルを流通可能なP2Pファイル共有ソフトのほうが、犯罪者の“人気”も高く、結果として取り締まり対象になる頻度も高くなったと推測している。