フィギュアスケートの村主章枝選手が、23日に西武ドームで開催されたももいろクローバーZのクリスマスライブ「White Hot Blizzard MOMOIRO CHRISTMAS2013 美しき極寒の世界」のゲストとしてパフォーマンスを披露。初参加となったももクロのライブの感想を自身のTwitterで明かした。 この日の気温は約4度という、タイトル通り極寒の中でもライブだったが、アリーナ中央に設置されたスケートリンクに、雪の精霊に扮した村主が華麗に登場すると、会場は一気にヒートアップ。集まった4万人の観客の大歓声で幕を開けた。 今回設置されたスケートリンクは、氷ではなく樹脂のリンク。村主いわく、「見た目似てるんだけど、傾斜かけられないし、進まない」という、普段のアイスリンクとは勝手の異なるリンクは、32歳のベテランでも「樹脂リンクで氷と違うから思うようにできなくて、泣きそうだった」と大苦戦。それでも、「みんなの声援に救われました」という村主は、華麗な高速スピンを披露。本人は「いつもの半分以下しかできなかったの」とのことだが、ピアノの伴奏に合わせて繰り広げられる世界選手権銀メダリストの見事なパフォーマンスは観客を魅了した。 村主は、11月に行われた東日本選手権では総合11位に終わり、ソチ五輪への道を絶たれたばかり。そして奇しくも同ライブの当日は、ソチ五輪の選考会を兼ねた全日本選手権がさいたまスーパーアリーナで開催されていた。そんな中での今回のライブ参加となったが、「私は、予選敗退してしまい、悩みもあったけど、この1ヶ月ももクロに救われた。ストーリー考えたり、振り付けしたり。そして、今日、ももクロファンに更に救われた。ほんとにありがとう。夢、目標もできた。この出会いに感謝」と、前向きな気持ちをつづった。 ソチは逃したが、現役続行を表明している村主。これからの新たなアスリート人生に、この日のももクロライブが何らかの刺激を与えたことは確かなようだ。
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