ロシアのスマートフォンメーカーYota Devicesは4日(現地時間)、両面にディスプレイを搭載したAndroidスマートフォン「YotaPhone」を発表した。 「YotaPhone」は、片面には4.3インチの液晶(720×1,280ピクセル)、もう片面には4.3インチE-Ink(360×640ピクセル)を搭載した両面ディスプレイのスマートフォン。3月にスペインで開催された「Mobile World Congress 2013」で披露され、今回正式に発表となった。 OSはAndroid 4.2.2、プロセッサはデュアルコアのKrait(1.7GHz)、メモリ2GB、ストレージは32GB、メインカメラは1300万画素となかなかのハイスペック。通信もGSMのほかLTEにも対応する。バッテリは1,800mAhで、本体サイズは高さ133.6mm×幅67mm×奥行9.99mm、146g。 E-Inkディスプレイは常時ONの状態となっており、メッセージなどをいちいち起動せずにすぐに確認が可能。「読書モード」にしておけば、他のスマートフォンの7~10倍バッテリが長持ちすると同社は説明する。同社のVlad Martynov.CEOは、「典型的なユーザーは1日で約150回スマートフォンを起動させる。友人や家族からのメッセージをすぐに読めないことを残念がっている」として、常時ONのディスプレイを搭載した理由を語る。 同機は同日にロシア、ドイツ、オーストリア、フランス、スペインで発売。2014年初頭には、その他の欧州各国や中東でも発売するとしている。欧州での価格は499ユーロ。
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