大塚商会は11月13日、同社のαラーニングセンター水道橋にて「Surface & Windows 8.1 体験セミナー」を開催した。同セミナーでは、ワークスタイルを進化させる最新のSurfaceを参加者全員がハンズオンで実体験した。
まず始めに日本マイクロソフトの講師から、10月に発表されたばかりの「Surface Pro 2」と「Surface 2」について概要が示された。Surface Pro 2は、Windows 8.1を搭載し、従来のWindowsアプリや多くの周辺機器を利用できる1台2役の便利なPC&タブレットだ。CPUにIntel Core i5-4200U(ハズウェル)、8GBメモリー、256/512MBフラッシュメモリーを内蔵し、バッテリー時間も従来より1.5倍の7時間に向上している点が大きな特徴。またキックスタンドは2段階可変式となり、22度と40度に調整できる。膝の上に置いて使う際には、40度に調整すると画面が見やすくなる。
もちろん経営の上層部だけでなく、現場の担当者においてもタブレットは活躍する。保守・点検業務では立ち作業が多いため、モビリテイ性に優れたタブレットは役に立つ。PDF化された電子マニュアルを見たり、現場で写真を撮影したり、点検項目を手軽に確認してチェックできる。さらに紙が不要になるため、ペーパーレス化にも寄与する。Surface Pro 2では最大512GBのストレージを搭載しており、図面利用の業務にも向いている。店舗支援におけるシーンでは、特に幅広い活用が可能だ。たとえば電子カタログからECサイトへの誘導を行なう際に、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム・Windows Azureと連動させ、マーケティングツールとしても利用できる。ターゲットとなる顧客が、Web上でどのくらい滞留していたのか?どの商品を、どのぐらい閲覧していたのか?といったデータを収集し、タブレット上で手軽に閲覧・分析できるようになる。この結果を次のサイト設計やコンテンツに活かせば、売上げ向上も図れるだろう。 《井上猛雄》