手島氏によれば、今回の「テレコムキャリア事業中期成長戦略」も、この中期経営計画の一環であり、とくにテレコムキャリア事業についての戦略を説明したいというのが、今回の説明会の目的だという。NECでは、新興国市場の成長、国内市場の伸び悩みといった市場環境から、テレコムキャリア事業においては、国内外ともにTOMS(Telecom Operations Management Systems)市場とSDN(Software Designed Network)市場に機会があるとみている。TOMS市場のうち、OSS/BSS(Operation Support Systems/Business Support Systems)を一体化した分野では年成長率が16%という伸びを見せており、キャリア向けのSDN/NFV(Network Funcitions Virtualization)市場は、グローバルで2013年の19億ドルから、2017年には113億ドルに達するという予測もある。