西日本電信電話(NTT西日本)および東日本電信電話(NTT東日本)は10月22日、中堅・中小規模事業所向けビジネスフォンにおける電話機ラインナップに、「メディアIP電話機」および「DECTコードレス電話機」を追加することを発表した。 新電話機のNTT西日本でのシリーズ名称は、「Netcommunity SYSTEM αNXIIシリーズ」、NTT東日本でのシリーズ名称は「Netcommunity SYSTEM αNXII Plusシリーズ」となる。NTT西日本は10月23日から、NTT東日本は24日から販売を開始する。 「メディアIP電話機」は、Android OSを搭載し7インチのタッチパネルディスプレイによりスマートフォンのような直感的な操作が可能な多機能電話機。ディスプレイ上部に300万画素カメラを搭載しており、本電話機同士でのテレビ電話も可能。顧客窓口に設置して簡易に受付システムとして利用できるアプリケーション等も標準搭載する。 「DECTコードレス電話機」は、無線部に1.9GHz帯を使用するDECT(digital enhanced cordless telecommunications)方式を用いた、デジタルコードレス電話機。無線LAN機器等の周波数帯(2.4GHz)との相互干渉が起こりにくいため、安定した通話が可能。JIS IPX4相当の生活防水に対応しており、飛沫がかかる場所や濡れた手でも操作できる。非接触充電方式を採用しており、端子のずれや汚れによる充電トラブルも抑えられている。