国語辞典『大辞泉』(小学館)の編集部は15日、「間違った意味で使われる言葉」と「言い間違いされる言葉」の、それぞれのランキングを発表した。 「間違った意味で使われる言葉」の1位は「ハッカー」。「コンピューターに侵入し、不正行為を行う人」という意味で使用されることが多いが、どうやらその意味を持つ言葉「クラッカー」と混同されているよう。「ハッカー」の本来の意味は「コンピューターやインターネットに詳しい人」で、77.4%の人が間違った意味で使っていることがわかった。 そのほか、「確信犯」や「他力本願」、「破天荒」などの言葉が上位にランクインしている。 「言い間違いされる言葉」の1位は「間が持たない」。「途切れがちな会話などを、上手くつなげることが出来ない」という意味の言葉だが、本来の言い方は「間が持てない」。68.3%の人が本来とは異なる言い方をしていることがわかった。 そのほか、「声をあらげる」(本来は『声をあららげる』)や、「押しも押されぬ」(『押しも押されもせぬ』)、「熱にうなされる」(『熱に浮かされる』)などの言葉がランクインしている。