富士通とアニコム ホールディングスは25日、国内における動物病院向けクラウドサービスの共同開発・共同販売において、協業することを発表した。 第一弾として、アニコムが国内1,800病院に提供している動物病院向け顧客管理ソフトウェア「アニコムレセプター」に、電子カルテシステムなどの診療支援や経営支援の機能を大幅に追加し、業界初のクラウド型動物病院向け医療支援サービス「アニレセFシリーズ」を共同開発した。11月より販売を開始する。 「アニレセFシリーズ」は、一次診療施設、および夜間救急診療や高度医療などを提供する二次診療施設を包括的に支援するクラウドサービス。クラウド上の統計情報を利用した医療の実現するとともに、病気を動画や図解で表現するグラフィカルな説明ツールや、これまでのペットの病歴や病気ごとに診療情報を管理するプロブレム管理を分かりやすく画面上にまとめる機能を搭載。飼い主にも理解しやすい診療を提供するための診療支援に対応している。 本サービスを利用する動物病院はクラウド上で得られる統計情報などを活用できるほか、病院間での診療情報の共有や医療連携、業務効率化などが可能となる見込み。 また富士通とアニコムは、ペットを従来の医療対象ではなく、共生する家族の一員として平仮名の「どうぶつ」と表現。「どうぶつ医療」とICTにおける実績、経験・ノウハウ、技術を活用したサービスを展開し、動物病院がより高品質な「どうぶつ医療」を提供できる支援システムの構築や、「どうぶつ医療」を起点として飼い主とペットが安心して暮らせる社会の実現を目指すとしている。今後は、トリミングサロン、ペットホテル、ペットショップといったペット関連企業向けのサービスにも取り組んでいく予定。
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