引退を発表したスタジオジブリ・宮崎駿監督の“最後”の長編映画『風立ちぬ』。9月11日(水)、公開から54日間で興行収入100億円、観客動員数800万人を突破したことが明らかとなった。本作は、宮崎駿監督が初めて自作で「泣いてしまった」という、大人のラブストーリーを描いたもの。第二次世界大戦時に零戦の設計者だった堀越二郎をモデルに、作家・堀辰夫の小説「風立ちぬ」をリンクさせ、主人公とヒロイン・菜穂子との恋、そして恋から愛へと成熟していく夫婦の絆を描く。先日(9月6日)の宮崎監督の引退会見の影響もあってか、9月7日(土)、9月8日(日)の週末2日間の興行収入を前週比134.5%とさらに伸ばし、週末興行成績では7月20日の公開から8週連続1位を記録。8週連続での首位独走は邦画としては、同じくジブリ作品である『ハウルの動く城』(2004年公開)が記録した“9週連続”記録に次ぐ成績とあって、この勢いで推移すれば9月中での観客動員数1,000万人突破も射程圏内に入ると見られている。10月以降の興行成績次第では、『崖の上のポニョ』に迫るメガヒットも期待できそうだ。『風立ちぬ』は全国にて公開中。<スタジオジブリ作品/興行収入TOP5>◆1位:『千と千尋の神隠し』(約304億円)◆2位:『ハウルの動く城』(約196億円)◆3位:『もののけ姫』(約193億円)◆4位:『崖の上のポニョ』(約155億円)◆5位:『風立ちぬ』(約100億円 ※9月11日時点)