楽天は2日、ビデオストリーミングサービスを世界で展開する米Viki社を買収し、完全子会社化することを発表した。買収額・条件については非公開。 Viki社の動画配信サイトでは、世界各国のテレビ番組、映画、ミュージックビデオ、その他多岐にわたるビデオコンテンツを視聴者に提供しており、月間視聴者数は全世界で2,200万人超となっている。著作権取得済みのコンテンツに、視聴者が字幕を付けられるユニークなビデオストリーミングサービスが特徴とのこと。コミュニティは160以上の言語に対応しており、これまでに4億ワード以上が翻訳されているという。 今回の買収により楽天は、eコマース、金融サービスとともに、デジタルコンテンツ事業を3つ目の主軸としてグローバルにビジネスを展開していく意向とのこと。Viki社の主な収益源は、広告料収入(ビデオ再生中に挿入される動画広告 )であり、今後加速度的に増加する見込みとしている。なおViki社は、Netflixなど他の動画サイトにも一部のコンテンツを供給しており、これ以外にも新しい収益モデルの構築を進めていく計画だ。