ソフトバンクグループのSBエナジー、ヤフーの2社は22日、ポイントやクーポンなどを提供することで家庭での節電を促進する「デマンドレスポンス」に関する実証実験を共同で実施することを発表した。9月2日より順次開始する。 「デマンドレスポンス」(DR)とは、情報の見える化に加え、ポイント還元などの経済的なインセンティブなどを提供することで、一般家庭での節電を促進する仕組み。これにより使用電力の削減・抑制を、利用者に促すのが狙いだ。 今回の実証実験では、スマートフォンやパソコンなどから家庭内の消費電力量や発電量を確認できるモニタリングサービスの他、地域のスーパーなど近隣の商業施設で使用可能なクーポンやポイントを、お買い得情報および外出時の節電を呼びかけるメッセージと合わせてスマートフォンやパソコンへ送付する。実験規模は最大1,000件程度。 なお実験で得られる電力量のデータは、Yahoo!JAPANのクラウドストレージに蓄積され、気象情報などと組み合わせて効果的な情報発信を行うことで、さらなる節電支援につなげることも検討されている。