米マイクロソフトと米オラクルは24日(米国時間)、クラウド事業で提携し、Windows Azure上でOracleがサポートされると発表した。 Javaなどのオラクル製ソフトウェア、オラクル・データベース、オラクルWebLogicサーバーを、WindowsサーバーHyper-VまたはWindows Azure上で展開できるようになる。LinusもWindows Azureユーザーに対して提供される。ユーザーはオラクルのサポートを受けることができる。いっぽうマイクロソフトも、Java、オラクル・データベース、オラクルWebLogicサーバーを、Windows Azureユーザーに対して提供する。提携の金銭面での条件は明らかにされていない。 「マイクロソフトは、ビジネスが必要とするものを提供する。企業には、プライベートクラウド、公共クラウド、さらに最近はその両方のクラウドを横断して事業を展開しようとする需要がある」と、マイクロソフトのCEO、スティーブ・バルマーは今回の提携について語る。 「われわれの顧客は、これまでWindowsサーバーを利用してきたのと同じように、オラクルのソフトウェア、ミドルウェア、データベースを使って、ハイブリッド・クラウド・ソリューションを利用することができる」 オラクルのマーク・ハード社長は「われわれの顧客のIT環境は、世界の変化に合わせて急激に変化している」と状況を説明する。 「公共クラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド、いずれのクラウド上においても、より多くのソフトウェアを展開し、顧客により多くの選択肢と柔軟性を提供するのがオラクルの使命だ。今回のマイクロソフトとの提携は、顧客に有益だ」