華為技術(ファーウェイ)は、6月11~14日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2013」において、最新型のクラウド・コンピューティング統合型装置「FusionCube」を出展、デモストレーションを行なう。 FusionCubeは、OpenStackアーキテクチャに準拠し、ブレードサーバ、分散型ストレージおよびネットワーク・スイッチを1台に集約した装置だ。ファーウェイの仮想化プラットフォームおよびクラウド・マネジメント・ソフトウエアがプレ・インテグレートされることにより、ワンストップ式デリバリー、簡易な設置、オンデマンドでのリソース配分、直線的な拡張を実現する。 ファーウェイによるとFusionCubeは以下の3点を特長とする。 まず、ソフトウェアとハードウェアとを統合したアーキテクチャにより、利用者は別途スイッチ、ストレージの購入が不要となる。75%のスペース節約が可能となり、大幅な消費電力低減と保守コストの削減を実現する。12U の筐体は最大32個のCPU、512個のCPUコア、12TBのメモリと76.8TBのストレージを収容可能だ。外付けスイッチは不要で、最大8シャーシのスタックアップをサポート可能なため、高密度コンピューティングや仮想化などのシナリオに適している。 次に、内蔵分散型ストレージエンジンに、PCIe SSDカード及びInfiniBandスイッチングモジュールを組み合わせることにより、アプリケーションとデータベースの処理能力の大幅な向上が可能になった。 さらに、ファーウェイのFusionSphere仮想化プラットフォーム、包括的なリソース・マネジメントおよびサービス・プロビジョニングプラットフォームがプレインテグレートされることにより、エラスティック・コンピューティングやロードバランシング、 仮想プライベートクラウドなどのIaaSサービスを、容易に展開できる。 FusionCubeは、企業の仮想プラットフォーム、データベース、デスクトップ・クラウド、データセンター構築など、様々なシナリオに適用可能だという。
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