NTTドコモは15日、2013夏モデルを発表。全11機種の内、「らくらくスマートフォン2」を除く10機種がスマホ向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」に対応し、新たに“録画”機能も搭載された。 「NOTTV」は、月額サービス利用料420円(税込)で全3チャンネルの番組が視聴可能。夏モデルで搭載された録画機能では、ほぼすべての番組を本体またはSDカードに録画できる。 番組の録画には1時間あたり500MBから700MBの容量が必要。なるべく電波の入りやすい場所での利用を推奨しているため、仕事中や睡眠中などにスマホを窓際などに置いておき、外出中の暇つぶしなどに録画番組を視聴するのが主な使い方になりそうだ。録画番組の再生であればロッドアンテナを伸ばす必要がなく、電波状況を気にせずに済むため、電車での移動中などにも気楽に視聴できる。 そのほか、録画関連の機能では、シリーズ録画やキーワード予約に対応。NOTTVでは再放送を行なうケースもあるが、「重複録画防止」機能を利用することで、繰り返し録画することを防げる。予約番組を一覧で管理することもでき、レコーダーとしての機能性はかなり高い。 今回の夏モデルにおいて、ドコモは「GALAXY S4」と「Xperia A」を“ツートップ”として主力に位置づけている。「GALAXY S4」は、5.0インチフルHD有機EL、1.9GHzクアッドコアCPUを搭載。写真を撮りながら録音する「Sound & Shot」、画面に触れずに操作する「Sジェスチャー」が特徴。「Xperia A」は、4.6インチHD液晶、1.5GHzクアッドコアCPUを搭載。本体サイズを4.6インチに抑えながらも前モデルの「Xperia Z」の使いやすさを継承している。 この他、フルHDのIGZO液晶を搭載した「AQUOS PHONE ZETA」、大容量バッテリーにフルセグを搭載した「ARROWS NX」、高機能を維持しながらコンパクトサイズで使いやすさに配慮した「Optimus it」や「AQUOS PHONE si」。フィーチャーフォンに近い操作感で使える「docomo シンプル UI」を搭載した「ELUGA P」、「MEDIAS X」。オリジナルイルミネーションが特徴のディズニーコラボモデル「Disney Mobile F-07E」、フルセグ対応のIGZOタブレット「AQUOS PAD」といったラインナップ全てがNOTTVに対応している。 なお、このうち「Xperia A」については現時点では録画機能に対応していない。ただ、8月から9月にかけてファームウェアのアップデートを計画しており、この際に録画機能にも対応する予定となっている。 また、NOTTVでは5月15日から米ドラマ「レボリューション」を、毎週水曜日に1話ずつ独占放送している。これは、2012年に全米新作ドラマNO.1の視聴率を記録したサバイバルアクション番組で、「LOST」のJ.J.エイブラムスと、「スーパーナチュラル」のエリック・クリプキが制作を担当。日本での放送を心待ちにしていたユーザーも多いだろうが、録画機能に対応したことでリアルタイムでなくても視聴できるようになったのは大きい。 NOTTVではAKB48やEXILEなどによる冠番組もあるが、平日昼間に放送のものもあり、毎回視聴することはなかなか難しかった。しかし、録画機能に対応したことで、これからは好きな番組を録って観るという方向にシフトしていくかもしれない。
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