文藝春秋は25日、初の電子小説誌『つんどく!』(編集長:吉田尚子)を創刊することを発表した。紙版の雑誌を電子化するのではなく、電子書籍版のみの雑誌を発行するのは、同社初とのこと。 誌名『つんどく!』は、いわゆる「積ん読」ではなく、“タブレットやスマートフォン、電子書籍端末を指で「つんつん」して読んでください”という意味を含んだものだという。誌面にはイメージキャラクター「つんつん」も登場する。 創刊号では、2大特集として「ミステリー2013」「新人発掘プロジェクト 第1期全員競作!」を掲げ、東川篤哉、有栖川有栖、歌野晶午、貫井徳郎氏ら人気作家による計17作の読みきり小説、コミックエッセイを掲載する。また、「別冊文藝春秋」新人発掘プロジェクトからの作品も多数掲載する。 別冊文藝春秋電子増刊『つんどく!』vol.1は、販売価格850円で、4月26日発売。Kindleストア、iBookstore、楽天kobo、紀伊國屋書店、BookLive!、honto、Reader Store等、現在、日本語の電子書籍を販売している主要な電子書店で購入可能。なお以降は不定期刊行で、今年度中にもう1冊、来年度に4冊の刊行が予定されている。 なお創刊号に寄稿している貫井徳郎氏は「小説誌は電子書籍で出して欲しいと思っていた。毎号買うと場所を取るし、短い作品がたくさん載っている小説誌こそ常に持ち歩いて隙間時間に読みたいからだ。『つんどく!』は紙の本ならかなり分厚くなると思う。でも電子書籍だから、いつでもどこでも読める。これは嬉しい」とのコメントを寄せている。
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