6月8日に劇場アニメ『ハル』が全国公開となる。中編サイズの映画の劇場公開、近未来を舞台にしたラブストーリー、異色の作品は、新進のアニメスタジオWIT STUDIOによるものだ。4月から放送が始まる話題作『進撃の巨人』も手掛ける注目の存在だ。『ハル』も、新たな挑戦が感じられる。新世代の演出として期待される牧原亮太郎さんを監督に起用、脚本も『すいか』や『野ブタ。をプロデュース』など実写映画で活躍する木皿泉さんをアニメ映画のスタッフとした。キャラクター原案には『アオハライド』、『ストロボ・エッジ』のマンガで女性から支持の高い咲坂伊緒さんが参加する。どんな作品に仕上がるか、大きな関心を集めてきた。そんな映画が遂に完成、4月7日に東京・FSスペース汐留にファンが集まった完成披露試写会、舞台挨拶が行われた。この日登壇したのはハル役の細谷佳正さん、くるみ役の日笠陽子さんのふたりのキャスト、そして木皿泉さん、牧原亮太郎監督と注目のスタッフだ。それぞれが、作品に対する思いを語った。細谷さんは、人はたくさんの愛情に支えられているんだと感じられる作品になったと紹介、日笠さん、木皿泉さんは、ストーリーを知っているのに泣いてしまうと話した。牧原亮太郎監督は、映画は完成したばかりまだ終わった気がしないとも。作品がさらに繋がっていって欲しいと話した。また、トークでは映画のタイトルにちなみ、それぞれが春の思い出を語る場面もあった。細谷佳正さんは「毎年、お花見をしたいと思っているんですけど、なかなかできなくて。昨日の嵐で桜が散ってしまって、今年もお花見できなかったな、というのが今年の春の思い出です」とお花見について、日笠陽子さんは「夜、近所の桜を見ながら散歩したことです。素晴らしい夜桜でした」と夜桜の経験を紹介した。木皿泉さんは、「私は4月が誕生日なのですが、どちらかというと不安定になる時期で(笑)でも今年の春は「ハル」のおかげで楽しい誕生日を迎えられそうです」と、喜びの声だった。最後に、牧原亮太郎さんは、「去年の4月、「ハル」の件で新神戸まで木皿さんに会いにいったのが、春の思い出です。その時は、前の仕事終わりの休暇でドバイから裸足でかけつけました。」。映画自体が思いでとトークを締めくくった。『ハル』6月8日(土)ロードショーhttp://hal-anime.com Twitter:halanime[キャスト]細谷佳正 日笠陽子 宮野真守 辻新八 大木民夫[スタッフ]監督: 牧原亮太郎脚本: 木皿泉 キャラクター原案: 咲坂伊緒 アニメーションキャラクター・総作画監督: 北田勝彦小物設定・作画監督: 長谷川ひとみ 作画監督: 加藤寛祟・野崎あつこ・山本祐子美術監督: 竹田悠介 美術設定: 塩澤良憲色彩設計: 藤田裕子 CGディレクター: 西田映美子撮影監督: 田中宏侍 編集: 肥田文音響監督: はたしょう二 音楽: 大島ミチル主題歌: 日笠陽子「終わらない詩」(ポニーキャニオン)制作: WIT STUDIO製作: ハル製作委員会