富士通テンとカーナビゲーションブランド「ECLIPSE」は12日、スマートフォン連携リモートエンジンスタートシステム「RES+(レスプラス)」を開発したと発表した。既に米国のレクサス『RX』を対象にディーラーオプションとして2012年9月より納入、同年10月よりサービスを開始した。同システムは、富士通のM2Mサービス「FENICS II M2M」と、パブリック型クラウドサービス「FGCP/S5」の連携で実現したもの。RES+(レスプラス)リモートエンジンスタートシステムのユーザーは、アンドロイド搭載スマートフォンや『iPhone』に用意された専用アプリケーションから、登録済車両のエンジンスタート・ストップやドアロック・アンロックの遠隔操作を行える。新システムでは、車両側でもインターネット・携帯電話回線網を使っているので、車両から離れていても操作が可能。車両のドアがロックされているかどうか、エンジンが始動しているか等の状態もスマートフォンの画面上で確認することができる。北米ではリモートエンジンスタートシステムへのニーズが高く、従来のキーレスリモコンからのリモート操作では操作範囲が車両の至近距離に限定されていたが、新システムで北米でのニーズに応えたという。また、システムはGPSを搭載しており、ユーザーが駐車した場所を記憶することで、駐車場などで自車の駐車位置をスマートフォン上で確認する機能も標準装備。将来的には、さらにシステムを拡充し、盗難車両追跡やPHV/EV車等への対応を実現させたいという。
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