JETROは日本の中小企業の海外展開を支援するため、MWCに日本ブースを出展している。どんな企業が出展しているのか。JETROブースで出展するメリットは? どうすれば出展できるのか? JETRO MADRID 所長 加藤辰也氏に聞いた。――JETROブースに何社くらいの企業が出展していますか。全部で15の日本企業が出展しています。このうち13社がいわゆる中小企業に分類される企業です。――いつからMWCに共同ブースを出展する活動を行っていますか。JETROでブースを出展するのは3回目になります。今年は会場が変わって広くなりましたが、これまで継続して参加しているため、今回はホールの入り口付近のよい場所を確保することができました。――JETROブースに出展するメリットはなんですか。経済産業省の支援を受けたプロジェクトですので、基準を満たせば費用の2/3を負担します。まとめてブースを確保しますので、中小企業にとっては個別に出展の申し込みをするよりコストの面でのメリットがあると思います。また、海外での出展に関するロジスティクス全般の支援も行いますので、海外イベントの経験のない企業でも安心して出展が可能です。――どんな企業が参加していますか。モバイル関連のサービスプロバイダーやベンダーが多いですが、モバイルアプリやサービスに関連するコンテンツホルダーなどの支援も広げたいと思っています。確保できるスペースの制限などから、毎年先着順のような結果となり、お断りしなければならない企業も出ています。――申し込みが受理されれば、すべての企業が出展費用の支援を受けられますか。このプロジェクトは中小企業支援が目的ですので、大企業の場合は2/3の費用支援が受けられません。今回の15社のうち2社は全額自社負担で参加しています。