A10ネットワークスは、2013年における事業戦略と題した記者会見を都内で開催した。 冒頭、来日している創業者兼CEOのリー・チェン氏が登壇し、昨年の業績についてコメント、「2012年の業績は素晴らしい実績をあげることができた。(アジアでの)成長率は31%で、第4四半期は記録的な売り上げを達成した」とアピールした。代表取締役社長兼CEOヴァイスプレジデント南APACの小枝逸人氏によると、日本ではここ3年で10倍の成長、東南アジアでは1年で120%の成長を達成しているという。 リー・チェン氏は2013年下期には同社のACOS(Advanced Core Operating System)を今まで以上にパワフルにしていくとしている。具体的には3.0にて、40G、100Gハードの対応、複数のアプリケーションを柔軟な形で搭載可能、管理のしやすさなどがアピールポイントになるが、SDN(Software Defined Network)のマーケットにも本格的に参入していくという。 同社では、初期の段階から大規模のフロースイッチングに着目しており、ACOSはOpenFlowネットワークに統合することができ、様々なネットワークソリューションとの統合が可能であると、リー・チェン氏は話す。「クラウドを展開していくときの課題は俊敏性をどのように持たせるかということだ。需要が高まった時に、すぐにリソースを使えるようにしたり調整したりできることが重要なのだ。A10のACOSはこれらの需要に対応することができるだろう」「われわれは2012年のQ4には初の専用マネージメントプラットフォームを発売している。クラウドの展開に関しては今後も拡張を続けていく」。 同社の現状のターゲット市場は、75%がサービスプロバイダー、20%がエンタープライズ、5%がクラウドだった。3年後くらいを目途に、それぞれを3分の1の比率にもっていきたいとしている。
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