米IBMは現地時間10日、20年連続で最多件数の米国特許を取得したことを発表した。2012年におけるIBMの米国特許取得件数の総数は6,478件。世界35カ国・米国46州に居住する、8,000名を超えるIBMの発明者により達成されたとのこと。 6,478件という数は、Accenture、Amazon、Apple、EMC、HP、Intel、Oracle/SUN、Symantecの特許取得件数の合計数を超えているという。また、2012年の米国特許取得件数の約30パーセントは、米国外に居住するIBMの発明者の貢献によるとのこと。なお、1993年から2012年までに、IBMが取得した米国特許件数は約67,000件となっている。これらの特許には、IBM Watsonシステムに搭載され、コンピューターが自然言語で問われた質問を受け、質問の内容を解釈し、的確な解答を導くことを可能にする手法に関する技術、脳のシナプスの学習機能を効率的に模倣するためのアルゴリズムならびに回路に関する技術、クラウド・コンピューティングのリソースをより効率的、効果的に活用し、それにより消費電力を低減するための手法などが含まれている。■2012年米国特許取得数上位リスト1 IBM 6,478件2 Samsung 5,081件3 Canon 3,174件4 Sony 3,032件5 Panasonic 2,769件6 Microsoft 2,613件7 Toshiba 2,447件8 Hon Hai 2,013件9 General Electric 1,652件10 LG Electronics 1,624件(IFI CLAIMS Patent Servicesから提供された年間上位リストのデータ)