2015年末までに世界初、民間での月面探査を実現することにチャレンジしている合同会社ホワイトレーベルスペース・ジャパンは5日、クラウドファンディングを活用したファンからの支援により月面探査ロボット開発に向けた資金調達に成功したと発表した。 日本で宇宙開発関連のクラウドファンディングが成功したのは初めてとなり、民間組織による宇宙開発に注目が集まっている。実現すると民間での月面探査は世界初、日本では民間、公的機関いずれでも初の月面探査となる。 ホワイトレーベルスペース・ジャパンは、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でファンからの支援を募っていた。12月5日に締め切ったこのプロジェクトは、270人以上のパトロンから約220万円を集めた。 ホワイトレーベルスペースはこのプロジェクトで得た資金で、月面探査ローバーのプロトタイプの開発を開始する。 ホワイトレーベルスペースは、Googleがスポンサーする国際宇宙開発レース、「Google Lunar X PRIZE」(グーグル・ルナー・エックスプライズ)に日本チームとして唯一の参加(世界各国から24の民間組織が参加)しており、2015年末に月面探査を実行する予定。