ボーカルグループ・SMAPの木村拓哉が、文部科学省が「食育」の普及・啓発のために開設した特設サイトで、小学校給食の思い出などについて語っている。 文科省は、お金や食事の大切さをテーマに現在放送中のドラマ「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~」(フジテレビ系)とのタイアップ・プロジェクトの一環として同サイトを開設。同ドラマ出演者インタビューなどをコンテンツとし、その第1弾として主演の木村拓哉のインタビューを掲載している。 インタビューでは、普段気をつけている食事のマナーや、小学校給食の思い出について語った木村。昔から食べ物を残すのが嫌いだという木村だが、それは小学校当時の担任による給食指導によって培われたものであるらしく、「『食べ終わるまで食べなさい』と怒られたり、牛乳が飲めない子も先生から言われて泣きながら飲んでいたりしました。それが普通でした。でも今の学校では状況が変わっているそうですね。給食を残していいなんて考えられなかったです」と振り返る。 また、学校給食は“イベントだった”と語る木村は、「メニューで喜んだり、がっかりしたり。4時間目くらいになると、匂いでメニューが分かって『お!』とか」と、当時の思い出に浸る。さらに、「小袋のビニールに入ったマーマレードジャムなんかは、使わない人の分はもらって、給食後の昼休みに小袋の端を小さくかみ切ってちびちび食べていました(笑)」と、おそらく同時代を過ごした多くの人が思わず「あるある」と頷いてしまいそうな経験についても茶目っ気たっぷりに明かしている。 インタビューの最後で木村は、小中学生に向けて、「食事にしてもそうですが、見た目で食べられないと判断しないでほしい。きっと親やお店の人は、食べる人のことを考えて作ってくれていると思います。同じように身近な友達など、『人』に対しても面白いところをもっと見つけてほしいなと思います」とメッセージを送って結んでいる。