サンコーは、水質調査器の2機種を販売開始した。「ポータブルPH(水素イオン濃度指数)検査器」は4,980円、「ポータブルTDS(総溶解不純物濃度)検査器」は2,480円。 両製品は、デジタル体温計のようなスティック型のコンパクトボディで、電極を水に浸して水質を測定できる器具。測定結果はその場でディスプレイ表示が可能となっており、コップに入れた飲み水などを手軽に調査できる。 PH検査器は、酸性とアルカリ性の度合いを測定する計器。pH7が中性で、これより数値が低い場合は酸性、高い数値はアルカリ性を示す。pHの参考値は、水道水がpH7.5、井戸水がpH7~8、海水がpH8~8.5、スポーツ飲料がpH3~4。 TDS検査器は、不純物の濃度を測定する計器で、軟水と硬水の数値計測や水質調査に使われるもの。数値が高いほど硬水、逆に低いほど軟水となり、参考値として、水は40~80ppmが軟水、120~180ppmがやや硬水、180~300ppmが硬水となる。 おもな仕様として、PH検査器は測定項目がpH、測定範囲が0~14pH、本体サイズが幅26×高さ172×奥行き26mm、重さが76g、付属品が校正用ドライバー/ケースなど。TDS検査器は測定項目がTDS(総溶解不純物濃度)/電気伝導率/水温、測定範囲がTDS:0-5000(ppm)/電気伝導率:0-9990(μ/cm)、本体サイズが幅30×高さ152×奥行き13mm、重さが49g、付属品がケースなど。