NTTコムウェアは、世界最高レベルの省電力をうたう「排熱式データセンター」のサービスを11月から開始すると発表した。社内クラウド・サービスから運用を開始し、順次サービスを拡大していく。 同社では、すでにサービスを提供している「SmartCloudデータセンター」のさらなる省電力化を目指し、2011年11月から12年10月にかけて「排熱式データセンター」の実証試験を行ってきた。11年12月にPUEが1.1以下となったことは既報しているが、その後の結果からPUE=1.02の安定したサービス提供が可能なことを確認し、運用開始となった。 PUE(Power Usage Effectiveness)はデータセンターの電力利用効率を示す指標で、数値が1に近づくほど効率がよい。「排熱式データセンター」が実証したPUE=1.02というデータは、国内外のデータセンターが公表している数値において、世界最高の省電力レベルだという(同社調べ、10月11日現在)。 「SmartCloudデータセンター」で記録しているPUE=1.3と比較した場合、サーバ1,000台当たり年間でCO2排出量が300tの削減に相当するとしている。「排熱式データセンター」はクラウド・サービス、ビッグデータやハイパフォーマンス・コンピューティングなどを用途とし、サービスを展開していく。 「排熱式データセンター」は、ICT機器から発生する熱を屋外に排熱する完全外気空調方式を採用。冷却装置をいっさい使用せず、省電力化とともに低コスト化も可能とした。
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