アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の朝比奈みくる役や、「ひだまりスケッチ」のヒロ役などで知られ、持病のため入院中の声優・後藤邑子が、4日に放送開始したTBS系のアニメ「ひだまりスケッチ×ハニカム」で現場復帰を果たしたことを自身の公式ブログで報告した。 自己免疫疾患の治療のため今年5月より入院し、無期限休養中としていた後藤だが、同番組の初収録日には、スタジオまでマネージャー2人がかりで運ばれて現場入りしたという。年内の復帰は無理だと言われていた後藤を、スタッフがギリギリのタイミングまで待って実現したという今回の収録の現場では、後藤と接するスタッフが感染症を予防するマスクをつけて臨んだそう。後藤は5日に更新したブログで、「ひだまり荘に帰ってこれました。すごくすごく嬉しい」と、現場復帰の喜びをつづるとともに、キャストやスタッフから「おかえりなさい」と声をかけられた際に「『ただいま。』ってはじめて口にして、涙出ました」と、現場でのエピソードを明かした。 そうした周囲からの労いに触れ、「知ってたけど、ずっと知ってたけど、本当にあったかい」と、感激した後藤。そして、ファンに向けて、「このブログ読んで応援してくれてたみんな、ただいま。ずっと言いたかった言葉です。待っててくれてありがとう。祈ってくれてありがとう。私以上に私を信じてくれてありがとう」と、感謝の気持ちをつづっている。 後藤は1999年放送のアニメ「イケてる2人」で声優デビュー。その後、「涼宮ハルヒの憂鬱」の朝比奈みくる役で、第1回声優アワードにてサブキャラクター女優賞を受賞するなど、売れっ子声優となったが、自己免疫疾患の持病のため活動を制限。2009年頃より体調が悪化し、2012年に入院して無期限の休養を発表していた。
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