シャープが新開発した高精細ディスプレイ「IGZO」。「CEATEC JAPAN 2012」の同社ブースでもっとも注目を集めているプロダクツだ。どれだけ近づいて見ても人間の眼ではドットサイズが視認できないので、マクロレンズを使って確認してみた。まずは写真を見てほしい。 通常の液晶モニターだとRGBの素子が写ってしまうのだが、「IGZO」ではほとんど見えない。特筆すべきは「IGZO」ディスプレイのなかでもっともppiが高い「6.1型498ppi(2560×1600ドット)」。こちらのモニターには「着物の写真」が映されていたのだが、マクロ撮影をしたら、まるでホンモノの布をマクロ撮影したように見えた。 この他に、「IGZO」32型4Kディスプレイ(3840×2160ドット)は140ppi。デモンストレーションを行なっていたセガのPC用オンラインゲーム『PSO2』のマクロ撮影も行なってきた。隣に設置されていた既存のモニター(32型 1366×768ドット)との比較は一目瞭然だ。 ブースのスタッフに聞くと、来場者から多くの質問を受けているといい、特にデザインや出版関係者からの問い合わせが多く、発売を待ち望む声が多く届いているそうだ。