NECビッグローブ(BIGLOBE)は18日、カリフォルニア州ロサンゼルスのインターネットエクスチェンジ(相互接続ポイント)へ新たに接続し、米国のコンテンツ事業者やクラウド事業者とのダイレクト接続を開始した。 同時に、カリフォルニア州サンノゼのインターネットエクスチェンジの接続においては、帯域を6Gbpsに拡大した。 BIGLOBEでは、日米間のインターネット接続を、従来は大手通信キャリアのトランジットサービス(中継)を通していたが、複数通信キャリアのさまざまなネットワーク機器を経由しているなど複雑化していた。そのため、BIGLOBEによる主体的なネットワーク制御が難しく、障害時に迅速な迂回ルートへの切り替えなどによる品質担保や、トランジットサービスにかかるコスト負担が課題になっていた。 今回米国間の専用の海底ケーブルを活用し、米国のInternet ExchangeとBIGLOBEデータセンターを直接相互接続することで、米国で提供しているサービスをダイレクトに利用できるようになる見込み。異なる海底ケーブルシステムを採用することで、2重化も図っているとのこと。