独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は18日、米国ニューメキシコ州において同州政府等と共同で取組んでいる日米スマートグリッド実証プロジェクトのうち、ロスアラモス郡の実証サイトが完成、本格的な実証運転に入ったことを発表した。 このプロジェクトには、NEDOから委託された東芝、京セラ、アクセンチュア、伊藤忠商事、伊藤忠テクノソリューションズ、NTTファシリティーズ、サイバーディフェンス研究所、シャープ、日本ガイシ、日本電気、日立製作所が日本から参画している。米国ニューメキシコ州におけるスマートグリッド実証プロジェクトは、NEDOが海外で実施するスマートコミュニティ事業の最初のケースで、アルバカーキ市の実証サイトがすでに運転を開始中だ。 ロスアラモス郡のサイトは、太陽光発電(PV:PhotoVoltaics)を大量に配電線に連系し、電力系統用大型蓄電池制御とデマンドレスポンス(需要家による電力消費の調整)を用いることにより、配電線の電気の流れを制御し、品質を確保するシステムを構築し、実証するもので、世界でも最先端のスマートグリッド実証となる。