顔の表情筋をマッサージし、リンパを刺激して老廃物の代謝を促すことで、血行がよくなり、顔のむくみも取れるという「美容ローラー」。テレビを見ながら、ソファに寝転がりながら、ころころ転がすだけという手軽さが人気のロングセラー商品だ。顔だけでなく、腕、足、ボディにも使用できる。 美容ローラーは、古くは「ブルースの女王」呼ばれた歌手の淡谷のり子さんが宣伝していた「ゲルマニウムローラー」(昭和61年ごろから発売)が知られているが、美容業界では当時の商品を第1世代と呼ぶのであれば、今は美容ローラーの第3世代に入っているという。第2世代は、ローラーが2つついたY字型、ローラー表面に突起がついてツボ刺激の効果もうたったもの、など、ローラーの形状にさまざまな工夫がこらされた。そして、第3世代の今はローラーの素材自体にメーカーごとに独自の工夫が凝らされている。さて、美容ローラーはどこまで進化しているのか会場でチェックしてみた。 ローラーに高純度のテラヘルツ鉱石(純度99.9999%)を使用したという美容ローラー「テラローラー」(38,800円)を展示していたのはスプレンダーISO。テラヘルツ鉱石は、赤外線領域(育成光線)を含む1秒間に約1兆回のテラヘルツ波を常に放射し、身体の深部に浸透して、細胞を活性・正常化するとしている。金属のように錆びるなどの劣化がなく、半永久的に使用が可能だという。 Giseleのプラチナ電子ローラー「ReFa CARAT(リファカラット)」(24,900円)は、中央のソーラーパネルから光を取り込み、もともと人間の肌に流れている微弱な電流と似た「マイクロカレント」を発生させるとうたっているのが特徴。2つの球状のローラーは、プロのエステティシャンの手でマッサージされるような優しい感触だ。 一方、「セラムアンジェ」(35,000円)の2つのローラーには、免疫力アップ、酸化抑制、血流促進、痛みの緩和などの効果があると代替医療の分野で注目を集めている「ホルミシス素材」が練りこまれているという。また、ローラーはシリコンでできており、転がすと皮膚を優しくつまみあげられるような感じだ。そのソフトな感触に驚かされる。 ルーヴルドージャパンの「Sofil-e(ソフィル・イー)」は、セラミック材+磁石+ルビーパウダーでできている2つの球状のローラーが、1800ガウスの磁力と、2000ionsのマイナスイオン、遠赤外線を発生させる。あご先からフェイスラインに沿ってマッサージすることで、リフトアップ、小顔などの効果がある。全身マッサージに使える、ポイント指圧玉やマッサージ天然石もついている。背中をころころと転がすと、超気持ちいい!ボディは高級家具に使用されるウォールナット(くるみの木)を使用。なんと1本1本、職人の手作りとなっている。