日本電気(NEC)は22日、データセンター向けの構成管理ソフトウェア「WebSAM AssetSuite DC Edition(ウェブサム・アセットスイート・ディシーエディション)」の販売を開始した。 「WebSAM AssetSuite DC Edition」は、データセンター内のIT機器や各種アプリケーションの構成情報を自動収集し、利用者や契約情報などの資産情報と紐付けて一元的に管理するもの。動作するアプリケーションの依存関係を自動検知・可視化することで、パッチ適用時の影響範囲を迅速に把握することも可能。なお、アプリケーション間の依存関係を自動検知する機能は、新製品に組み込まれたCA Technologies社の「CA Configuration Automation(CCA)」が実現している。 各IT機器のファームウェア、OS、仮想化基盤、アプリケーションなどのバージョンやパッチ適用状況を一元管理し、あらかじめ登録した手順に従って、必要なパッチを自動適用することもできる。特に、SAN対応ストレージ「iStorage Mシリーズ」へのファームウェア適用は、無停止で実現している。 また、管理対象の物理サーバ上で稼働する仮想マシンの数が増加しても追加ライセンス料が不要な、仮想環境向けのプロセッサライセンスで提供される。価格(税別)は、仮想マシン100台を管理する場合(保守費別)で4,800,000円から。