NTTレゾナントが運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」とループス・コミュニケーションズは、「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査を発表した。 「gooリサーチ」登録モニターのなかからソーシャルメディアの公式アカウントを保有し、通常業務で運用する立場にある企業の担当者406名から回答を得た。調査期間は6月8日~6月25日。なおこの調査は、「企業におけるTwitter活用調査(2010年7月)」「企業におけるソーシャルメディア活用状況に関する調査(2010年11月)」「企業におけるソーシャルメディア活用状況に関する調査(2011年6月)」に続く、第4回目調査となっている。 それによると、企業のソーシャルメディア(YouTube、Facebook、ブログ、Twitterなど)の活用率は4~5割だが、特にFacebookが、1年前の第3回調査から25.9ポイント増加の52.2%となっている。ソーシャルメディアの企業公式アカウント所有率は「YouTube(54.4%)」「Facebook(52.2%)」「ブログ(48.5%)」「Twitter(40.9%)」「mixi(24.6%)」の順に多かった。 次に、「活用目的」としては、自社の見せたい姿をアピールしていく「ブランディング目的」がもっとも多く約3~4割。前回第1位であった「広報活動」は減少し第2位となっている。ソーシャルメディア導入時の内部的な課題としては、「ソーシャルメディアの運用ノウハウがなかった(46.6%)」「ガイドラインの整備(37.7%)」「周囲がソーシャルメディアを使っておらず話が伝わりづらかった(34.5%)」が多く挙げられた。各ソーシャルメディア活用上の課題は、どのメディアでも「人材が不足している」が第1位となった。また、上位3位に「教育・トレーニングが不足している」が入るケースが多かった。 各ソーシャルメディアにおけるモニタリング状況を聞いたところ、「自社の評判」や「担当製品・サービスの評判」等において、モニタリングをしているケースが多く、「自社の評判」はTwitterやFacebookで47.6%、「担当製品・サービスの評判」は、Twitterで34.3%、Facebookで30.2%となった。