矢野経済研究所が7月25日公表した、「世界のカーナビ/PND/DA市場に関する調査結果 2012」によると、スマートフォンによる低価格なシステム(DA:ディスプレイオーディオ)が、2011年比で2015年には100倍に拡大するとの調査結果を明らかにした。同研究所では、2015年のカーナビ/PND/DA市場規模を2011年と比較して13.7%増の5580万台になると予測。内訳は、DAが100倍に拡大し1020万台、カーナビが69.7%増の1850万台。一方、PNDは28.9%減の2710万台になるとみている。また、乗用車向けテレマティクスサービス端末は二極化すると予測した。先進国向け自動車や高級車には自動車メーカーの構想に基づいたハイエンドなシステムが組み込まれ、新興国向け自動車や低価格車にはスマートフォン業界/IT業界のリードする簡易で低価格なシステム(DA+スマートフォン)が利用されると考える。自動車業界とスマートフォン/IT業界の関係は「競合先であり協業先でもある」という形になると予測する。同調査は、国内外のカーナビメーカー、ディスプレイオーディオ端末ベンダ、その他関連企業を対象に、2012年3月から6月にかけて同社専門研究員が面談や電話などでヒアリングした。
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