デジタルアーツは7月12日、未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査を公表した。スマートフォンのフィルタリングの導入が必要だと回答したのは、親が45.6%、子どもが26.7%で、親子で約20ポイントの差があることがわかった。 同社は、弘前大学教育学部の大谷良光教授監督のもと、全国の10歳~18歳の男女とその保護者あわせて1,236名を対象とした携帯電話・スマートフォンの利用実態調査を実施した。今回の調査は、2011年12月の第1回につづく第2回目として行われた。 未成年者のスマートフォン所有率は30.6%で、昨年の14.4%と比べて2倍以上増加。そのうち女子高生の所有率が54.4%と顕著に高かった。 全体の42.6%が有害サイトの閲覧経験があり、学齢と共に高くなる傾向がみられ、男子高校生は44.7%、女子高校生は55.6%だった。 全体のフィルタリング使用率は34.5%で、そのうち、スマートフォン所有者は23.8%、スマートフォン非所有者は39.2%だった。高校生では、「自由に見られない」ことを理由にフィルタリング使用率が減少傾向にあり、特に女子高校生は29.1%と低かった。 スマートフォンに必要だと思う対策について親子の認識を比較すると、「パソコンと同様のウィルス対策」(親:79%、子ども:65%)、「むやみにアプリをダウンロードしない」(親:60%、子ども:54%)、「外部サイトへの個人情報登録を控える」(親:53%、子ども:40%)、「フィルタリングの導入」(親:46%、子ども:27%)と、すべての項目で子どもよりも親のほうが意識が強いことが明らかになった。 子どもたちが夏休みを迎えようとしているこの時期に、スマートフォンをどのように利用すべきか、家庭内で話し合ってみてはいかがだろうか。
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