米国ニューヨーク市は11日(現地時間)、無料で市民や観光客が利用できる公衆無線LAN(Wi-Fi)を整備すると発表した。 この公衆無線LANは既存の公衆電話を利用して設置され、半径100~200フィート(30~60メートル)で利用できる。マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテン島の5つの地区でパイロットプログラムとしてスタートする。 ニューヨーク市はすでにすべての図書館や40以上の公園などの公共スペースで無料の公衆無線LANを提供している。しかし市民からはさらに公衆無線LANの整備を求める声が大きく、路上でも利用できるように今回の計画が実施されることになった。 この計画を実行するために、ニューヨーク市は公衆電話プロバイダのタイタン、およびヴァンワグナー•コミュニケーションズと提携。1ヵ所の無線LANスポットを整備するのに2,000ドルのコストがかかるが、ニューヨーク市はこれを負担していないとしている。