トヨタ自動車のマイクロシティカー、『iQ』。米国ではサイオンブランドから発売中の同車に対して、米国の有力消費者誌が厳しい評価を下していたことが分かった。これは26日、『コンシューマーリポート』誌が明らかにしたもの。iQを同誌がテストした結果、「iQを買うのは賢明な選択ではない」という結論に至ったのだ。同誌はその理由として、iQの乗り心地の悪さ、静粛性の低さ、ドライビングポジションの決めにくさなどを指摘。同誌によると、iQの総合得点は29点で、ここ数年の同誌のテストでは、スマート『フォーツー』の28点に次いで2番目に低い評価だという。その一方、同誌はiQの燃費性能を高く評価。それでも同誌のテスター、デビッド・チャンピオン氏は、「燃費の良さと引き換えに、iQはドライバーに多くの我慢を強いる車だ」と、辛辣なコメントを残している。