まず一つ目のポイントとして挙げたのが、朝起きた時などふたを開けるとすぐ使えること。インテル ラピッド・スタート・テクノロジーという技術により、システム休止状態から常に7秒未満での復帰を可能にしている。スリープ状態で一定時間が経過するとDRAM内の情報はSSDのキャッシュエリアへ移動され、システムは休止状態と同等になり、再びふたを開けるか電源を入れると情報がDRAMへ書き戻され、スリープ状態からの復帰と同じように動作する。これをハードウェア上でおこなっている。土岐氏によれば「システム上はSTR(Suspend to RAM)の状態になっているが、電気的にはSTD(Suspend to Disk)、ハイバーネートの状態を作り出している。消費電力も非常に低く、かつハードウェアの機構が復帰に入っていることで、7秒未満で立ち上がる」とのこと。