パロットの小型4ローターヘリコプターの次世代バージョン『AR.Drone 2.0』が、7月第1週に日本で発売される。スマートフォンやタブレットを使いWi-Fi経由で操縦可能で、搭載のHDカメラで、ビデオと写真の記録ができる。新操縦モードの追加、安定性向上も図られた。 AR.Drone 2.0のフロントカメラは、飛行中にパイロットの持つスクリーンに1280×720ドットの画像をリアルタイムで送る。繋がった後には、“コックピット”からの眺めの上に操縦計器が表示さる。ゲーム用としては、カメラが特別な形や色を認識し、AR(現実拡張)の要素をスクリーンに映し出すことができる。 新操縦アプリの 「AR.FreeFlight 2.0」によって、パイロットはフライトをビデオや写真で記録し、操縦しているスマートフォンやタブレットに保存できる。さらにネットのAR.Droneコミュニティに共有できる。機体に設置されたポート経由でUSBメモリに保存することも可能だ。 AR.Drone 2.0には「宙返り」機能が追加された。操縦画面のボタン入力で、機体はループする。エキスパートであってもそうでなくても、アクロバット飛行ができる。 なおパロットでは、AR.Drone 2.0をより幅広く使ってもらい、他のオペレーティングシステムとも互換性を持ち、さらにフライトゲームやアプリを開発してもらうために、開発者向けにソフトウェア開発キット「SDK」を提供している。 AR.Drone 2.0は7月第1週に日本で発売される。価格は3万2550円。充電式のリチウムポリマー電池で作動(同梱)。
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